ザ・インタビューズ転載日記(火事場)

家が火事になったら、これだけは持って出る!というものはありますか?



せつないけど、せつないから、とっととマジレスしてしまいますね、……きっとiPhoneなんだろうなぁ……。燃えさかる炎の中をiPhoneひっつかんで逃げ出して走りながら「ちょwww火災なうwww」とかつぶやいて、それで火のないところまで逃げおおせたところで「あああっ、財布!!orz」とかなるんだろうなぁ、と、そこまでは思考実験しました。

ちなみに私、過去に何度か、「家が火事になったとき、これだけは持って出る、というものだけを残して、あとは全部捨てよう」という暗示をかけながら断捨離を試みてみたことがあります。結論から申し上げますと、「……(手を止めて火事場を妄想中)……ハッ! いやー、そうだよな、家が火事になったら、どうせ私は全部のものは持ってゆけずに一部のものも選べずに、手ぶらで身一つで慌てて飛び出すのだろうから、せめてそれまでは、とっておくか。現世が夢というなら、夢の中でくらいは、くだらなくて不用な好きなものに囲まれていたいわ」という気持ちになって、全然ダメでした。ほんと使えませんよ、この思考実験。

知り合いに自宅全焼経験者がいるのですが、焼けたのは平日の日中で普通に仕事していたので何もできず、火事そのものについてもすっかり焼け落ちてから家人の報告で知る、という状態だったそうで、この話を聞いて以来、ますます諦観が強くなりました。たしかにそりゃまあ、焼けるときはいつでも焼けますよ。ところで私が突然死んだら何も見ないで部屋ごと熔解処分してください。積荷を燃やして! 沖で待つ!