バイト。朝09:45集合。ツライッス。結局、徹夜してそのまま行くことにした。結構なクタビレ感をひきずって予定より少し遅く家を出る。今日は久々にコンタクト。電車なかなか込んでいる。社会人には春休みはおろか日曜日もないのか。それとも皆休日営業を生業とする方々か。頑張るなあ。私の知らない世界。
なかなか読み終わらない「金閣寺」にいらいらしていたら寝てしまった。ぼーっとした頭のまま新橋からゆりかもめ。370円は高くないですか?と聞きたいのに皆すまし顔で乗っているので押し黙る。皆フジテレビ関係者に見えるのは何故だろう。雪が降ると噂された今日は景色もどんより曇っており、ねずみ色の臨海副都心はうらさびしい。ゆりかもめも速度が遅いのがなにか幻想をとおりこして悲壮な感じがしてしまう。言葉の通じない異国に迷い込んだ夢を見るような。国際展示場正門駅にて下車。ずんずん歩いて行ってホールの前でうろうろしていると、真っ黒なスーツに身を固め葬儀屋のような社員某が颯爽と現れて会場内を案内してくれた。
ビッグサイトなどの展示場の無機質なのにお祭的雰囲気が漂っているカンジは大好きだ。まあ原風景はコミケかもしれないけど。それに裏方から関わる気分は悪くない。イベントの裏方がスキ。来るまではウザかったが、来てみると今日の仕事は楽しかった。昼休みにブルゾンに出展証をぶら下げた姿のまま場内や駅付近を闊歩するのが愉快。昼食中もココロはイベントにあり、っていうカンジがなんかね、心地いいんですよ。高校卒業以来、制服に飢えているっていうのもあるのかな。これ以上いくとまた全体主義者だと思われるので自粛。ノルマは無事達成してゴキゲンで帰宅。
ダイビングする人がこんなにいるとは思わなかった。そばかすで髪の灼けた痩身の女性とか、サーファーくずれのダンディ系坊ちゃんとか、海風にアテられていつでも笑ってる人種、なんかそういうステレオタイプなイメージしかなかった。でも明らかにオタクっぽい人とか家族連れとか巣鴨にいそうなおばあちゃんとか本当に多種多様な人がダイビングを楽しんでいるのだと知ってびっくり。メジャーなスポーツなんだね。あと、こうした展示場系イベントにこんなに人が来るのだということにも驚いた。モーターショウとデザインショウとコミケしか行ったことが無くて、マニヤな業界人の交流の場に過ぎないのだと思ってた。実は普通に器材を買いにきたり、見て楽しんでいる一般客が多かった。入場料1000円の価値はダイビングをしない私には疑問だったけど、まあそれはどんな趣味でも言えることなのだろうね。
クレジットカードの営業担当として、スキューバダイビングのイベントに出向していた日。学生の視点ってこんななんだなぁ。(2007.9)