ザ・インタビューズ転載日記(このサービス)

このサービスは好きですか。

【編注:この日記シリーズではかつて「ザ・インタビューズ」というサイトに投稿された記事を転載しています。】


じつは「次に回答率100%になったところでいったんやめてみよう」と思っていたのだけど、あるときを境にむしろ回答すればするほど質問が増えるようになりまして、今はちょっと「栗まんじゅう」(>バイバイン)を思い浮かべたりしているところです……。つまり、回答としては、やや嫌いになりかけ、ということになります。

これはTwitterにも言えることですが、あるサービスについて日常的に何かうんざりするようなことがあればそれは大抵が「ユーザの使い方」であって、「サービスの仕組み」ではないと思います。しつこいようだけど、このサービスは、トップページに何度も挙がってくるような人たちの(おそらくは互いに贈りあっているのであろう)ヘッダ画像がすごく気持ち悪い。でもそれも、サービスの仕組みではなく、おそらくはごく少数の人がデザインしているのであろうヘッダ画像や、それを真似て増殖していく類似のトーンが気持ち悪いだけ。サービスの仕組み自体が気持ち悪いのとは、必ずしもイコールではないと思っています。ユーザ同士がうまい使い方をすれば、運営側がそれを誘導すれば、トップページを見るたびに思うあの「げっ……」という感じを超えて、もっと面白くて有益なサービスになるだろうし、ユーザの側はそれすら意識せず好きに使えばいいのだと思います。

今のところ、ガチレスしている限りにおいては、テキストサイト時代の「○○なヒトに100の質問」から始まって日本語ハッシュタグ大喜利あたりへ続いている、はるか昔から私が唾棄すべきと思っている例のアレらよりは、よほど面白いです。何が違うのかはまだよくわかりませんが、このサービスで自分にどういう質問が飛んでくるかは、ここ数年間の「自分自身のネットでの振る舞い」に対応しているので、ちゃんと自業自得なのがいいです。読者アンケートハガキの「この書き手に次に期待するもの」欄を読むような意外性があって楽しいですね。びっくりするような球を、当たり前という感覚で投げて寄越されて面食らう、そんなところを読まれていたんだ、というあの意外性です。あと、これもなぜだかわかりませんが、「はてなハイク」にハマッていた時期のことなど思い出します。……はかなさが似てるんでしょうかね……。