ザ・インタビューズ転載日記(本名)

ネット上で、本名(に限りなく近い名前?)で発言しようと思ったのはなぜですか?



これは、久谷女子というサークルが出している同人誌(ミニコミ)『久谷女子便り』の第一号に、「ウェブと女子と名前」というタイトルでコラムを寄稿しましたので、ネット通販で購入して読んでいただければ、詳しく私の心境の変化がご理解いただけると思います。

久谷女子|Facebook > 刊行物紹介
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1998年に大学入学と同時に本名でホームページを作りました。情報処理の授業で、HTML言語を書く課題として作ったものです。それとは完全に切り離して所謂ハンドルネームを使ったサイトも作っていましたが、2005年に「はてな」で旧来のアカウントに加えて「id:okadaic」を取得し、しばらく並行して使った後、その後は各種サービスのアカウントは取得できる限りほとんど「okadaic」に統一しています。2005年3月16日の日記に「名前の話」と題してこんなふうに書いています。

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複数人格を使い分けられるほど器用でもないので
一つの名前で活動するのがすっきりしていいと思う
いつでもどこでも生活に密着したリアルな名前で責任を負うのは
根が無責任な自分を戒めるためにも有効だと思う。
架空世界のイメージ管理ではなく、現実的な理想を追求するために。
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大学ドメイン内でHTML日記を書いていた1999年頃でしょうか、「偶然に辿り着いたら文章が面白かったから」と感想のメールをくれた人がいます。その人が「オカダイッコさんという字面を見ると、オカダイック酸を連想します」といって私に「okadaic acid」という単語を教えてくれました。その後、私がPCをクラッシュさせて先方のメールアドレスを失い、もうこちらからは連絡をとる手段がありません。彼といつか再会できたらいいな、またどこかで見つけてもらえないだろうか、と思って、ずっとこの名前を使っているようなところもあります。Funabittさん、お元気ですか? もしこれを読んでいたら、ご連絡くださいね。

ちなみに、そのとき褒めてもらったのはたしか、鹿賀丈史の過剰な演技を題材に「傾(かぶ)く」ことの魅力について考察した日記でした。十年一日とはよく言ったものです。

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【2016-01-19:追記】
そういえばFunabittさんともfacebookで再会できましたね! ただしまだお目にかかれてはいません。すごい時代になったものだよ。