Menu

okadaic.net

文筆家・岡田育、近況と日記。

2018-02-11 / 時差日記

                                                                             

この間、丹治さんとたらればさんと話したからこれは「土佐日記」とかけているんですよ。2日、時差ボケで冴えないなか『MasterOfNone』観る。3日、日本から旅行中のNさんと「estela」でランチ、のち学校、『MasterOfNone』。4日、スーパーボウル。5日、フラットアイアンまで外出、夜は近所に新しくできた韓国料理屋と、これまた近所に新しくできた台湾スイーツの店へ。書いた時点で住所バレしますが、我が家から徒歩数十歩の距離に、どんぶりで焼仙草を出す店ができたことを、私は心の底から嬉しく思っている。けど開店直後で行列大混雑がひどい。『MasterOfNone』。

6日、運動と読書と軽作業。サンタモニカと電話面接、開口一番の質問にガッカリしてまるでやる気をなくしたものの時間いっぱいまで喋らされる。働きたい、けど働きたくない、でも働きたい。食事のことしか書くことがないのは、食事のことしかメモが残っていないせい。Twitterでは結構活発にやっていた気がする、何しろ人とアポイントがあるとき以外は寝込んでいたもので。こんなことではいけないよ! と思って、日本で撮った写真のデータを取り込みがてら、遺影のことを書く。原稿も書く。

7日、オムそばを食べたことがないという夫にオムそばを作るも、「焼きそばの上に薄焼き玉子の膜が載ったもの」にしかならなかった。おかしい、そんな分離独立でどうする、オムそばとはもっとこう、オムとそばとが不可分に一体となったものであるはず、と調べてみたら、「焼きそばを薄焼きオムレツの具にするイメージでフライパン上で包む」レシピが出てくる。分量的に包めるはずがない。たっぷり焼きそばを食べたいと思って多めに作った時点で敗北。なぜだかわからないが、「まるで私の人生のよう」と思った。雪の中、コリアンタウンまで外出。大した用事でもないのにくたびれてしまい、せっかくの外食もローテンション。というか、背後でバースデーパーティー女子会をやっていたり、雪が降っているのに上着を脱いだらジム帰りのタンクトップ姿という血気盛んな女子たちがいたり、同じ店の別の客たちの異様なテンションについていけずに私ばかりが地蔵化するだけのことだった。すごく『MasterOfNone』っぽい。モルドワイン。

8日、運動と読書と軽作業。9日、夫婦で人間ドックの結果を熟読したりする。学校へ行こうとするも空振りに終わり帰宅。心ここにあらず状態の唐木さんに届け物をしてホットチョコレートを飲み、夫とトラウトを食べる。弱っている人の前でそれを労わるかのような声をかけたものの私もまた弱っているので共倒れ感がすごかった。死について書く気分になったのでのろのろと祖母の追悼を書く。原稿も書く。

10日、いよいよ心身に不調を来たし、予定を全部キャンセルして野菜をたくさん食べる。今季もまた私のNYFWはまるでファッショナブルでない。今日の1000字を書いた。

11日、早起きしたらたまたま、宮沢和史がテレビに出ているというのでNHK WORLDの「Shuri Music Festival」を視聴。日曜日なので、あとはすべての感覚器官をオフにして、野菜をたくさん食べて、正月帰省日記を書いた。残りの時間は、昔の自分が書いた文章を読み返していた。

日記を書くたび鬱々としている気がするが、本当に元気で対外的にやる気がみなぎっていて、「世界よ俺が相手だ、かかってこい、やったるで!!」という気分のときは、目の前の作業に夢中で、未来しか向いていないから、こまめに過去を振り返って日記を書いたりなんかしないんだよね。1日10時間以上も寝てしまったりして毎日ToDoリストの消化率が40%くらい、いただけない。もろもろ連絡が滞っていて申し訳ない。昔、「寂しくないと死んじゃうんだよ!」と書いたまさにそんな感じで、日本にいる間あれだけはっちゃけて社交を最優先にスケジュールを組むと、反動でこういう感じになるのだな、と呆れます。もうちょっと上手にバランスを取りたいと思って健康増進のために慣れないランニングしたりすると、心の疲れに体の疲れがピタリと追いついて、また心地よく爆睡してしまうのだった。ランニングが鬱に効くってこういうことなのか? なんか違う気がするけど。