【献立】2014/2/11

ペニンシュラホテルでの朝食

ワッフルとホットコーヒー。エントランスの構造上、ほんの玄関先で豪華な食事をしている気分になって、とても不思議。

映画『スノーピアサー』

かつて『2046』に期待して得られなかったものをようやく回収できた気がする「漫画の設定でリアルな近未来スチームパンク」作品。観ている側が発狂しそうなほどの現実味もありつつ、究極のシットコムでもある、笑うしかない演出も多々あるのがよかった。女総理より女教師のほうが怖いとか。欠けた部品が補われる方法とか。あの終わり方が最悪のバッドエンドとしか思えなかったのは私が穿ちすぎで、西洋世界的には希望のハッピーエンドなのだろう。とはいえ、旧世代が次世代に無責任に未来を託しすぎることに途方に暮れる感じもまた、リアリティ。

マームとジプシー『Rと無重力のうねりで』@のげシャーレ

一対一×一対一=四角形の四隅。藤田貴大が初めて取り組む「男の子の世界」。女の子の描き方とはやっぱり違うなと思いつつ、今までで最も、自分と切り離して楽しく観ることができた。笑った。とはいえ、近しい命を海に奪われた経験のあるものとしては、ただ笑っているわけにもいかず、個人的体験と物語の枠組みがそんなふうに絡み合うことへの抵抗感もなかったわけではない。女子バレーボールならいいのだけど、男子ボクシングは、感情の置き場所に困ってしまう。「男、女、聡子」という第三の性や、外界としか繋がらない渾名(内面とは繋がり得ない)など、小さな部分への共感は相変わらず。

「餃子工房翠葉 桜木町店」

山本さんに連れられて、穂村さんたちと。安くて美味しかった。焼餃子がとくに。四人でいろいろ話をする。