2014-11-27 / 東京の賞味期限(仮)

日記。

有料マガジン、2000円に設定すると、さすがに誰も購入しなくなって、のびのび書ける感じがあるなー。といって、非公開日記にするとすぐサボるので、この調子で続けていこうかと思う。(※編注:もともとはnote.muの有料マガジンに掲載された文章です。そして見事に三日坊主に終わる)

午前中はオフィスに引越業者が来て、倉庫に入れるものを引き取っていった。たしか17箱くらい。内訳は担当書籍と雑誌のバックナンバー、同人誌とコミック。専門業者が丁寧に梱包するので出しっぱなしでOKと言われていたのだけど、実際にはそんなにプロフェッショナルな感じもしなくて、稀覯本を乱雑に扱われてちょっとイラッとした。とはいえ、ダルテミスでお昼ごはんを食べたら直る程度の機嫌。次に出庫するのはいつになるんだろう。想像もつかない。配偶者の遺品を整理するときかもしれないし、私が整理されるほうの配偶者になるかもしれない。ブタカタロースのトマト煮込み。タンタボッカは入れず残念。

がらんとしたオフィスへ戻ると、偽弟ジャッキーから電話。なんだかいい報せのような気がしてすぐ出ると、本当にいい報せだった。もう何年も会っていない大好きなあの人が、たまたま某所で私の名前を見かけて、私の存在をちゃんと憶えていて、そうして、また会いたいと声を掛けてくれたのだという。光栄極まりない。さすがに直接お目にかかるまでは日記にも書けないけれど、久谷女子にだけこっそり伝えてみる。大騒ぎ。

引っ込み思案で引きこもり、そんな毎日が続いているけれども、時折こうやって、ものすごく強い力、外へ誘い出してくれるような力がはたらく。だから生きていられる。自分は世界にひとりぼっちだと思っていた10代の頃も、いやまぁそんなことないよねとわかったはずの今でも、こういうことがあるから生きていけて、そうでなければ死んでしまいそうなのは同じ。強い気持ち、強い愛、心をュッとつなぐ。

ふわふわしながら英語の勉強をして、塾へ行く。あんまりうまくない出来だなぁと思いつつ、タイムリミットは迫っている。終わってからファミレスで原稿。自宅の部屋は片付けモードに突入しているので、すっかりノマド。

これは昨日のことだったと思うけど、戸田さんから久しぶりに連絡あり。ペンディング状態だったあの仕事、再開しそう。初めてのことなので、楽しみ。