【献立】2014/2/16

茨城県産のほしいも「紅はるか」

誇り高き茨城県人・川崎裕一さんから頂戴する。ものすごく美味しい。

ナショナル・シアター・ライヴ『フランケンシュタイン』

加藤カオルンバ師匠からお誘いいただいて一緒に観に行った。今回のプログラムは、ベネ様が博士、ジョニー・リー・ミラーが怪物。二人で一つの「フランケンシュタイン」なのだという解釈で、最初は被造物でしかなかった怪物が、言葉を覚え、智慧を得て、話し方から何からだんだん博士に似てくる過程が凄まじい。博士も博士で「一族の中でも周囲から浮きまくっている真性の気狂い」であり、マトモなはずの人間がおかしくて、化け物のほうが真っ当に見えてくる様子は、『ジキル&ハイド』を彷彿とさせる。原作、つまり「メアリー・シェリーが1818年3月11日に匿名で出版したゴシック小説」について何一つ知らないんだなと思い知った。結末は二人の北極逃避行までで終わっていて、とんでもなくBL。単なる記録映像を超えた「舞台の映像化」の好例でもあって、逆バージョンも是非観たい。

世界最高峰のロイヤル・ナショナル・シアターが贈る”ナショナル・シアター・ライヴ“では、英国ナショナル・シアターで上演された最高の舞台を、最新技術によりデジタル映像化し世界の映画館で上映していますいますが、満を持して”ナショナル・シアター・ライヴ“の、日本上陸が決定しました! 第1弾作品は、ベネディクト・カンバーバッチとジョニー・リー・ミラーがW主演し、絶賛された『フランケンシュタイン』。主演の2人は、交互に演じた博士役と怪物役の演技が評価され、2012年ローレンス・オリヴィエ賞の主演男優賞を受賞しました。 監督は、アカデミー賞を始め数々の映画賞を『スラムドッグ$ミリオネア』で受賞したダニー・ボイル。批評家からも絶賛された彼らの神業的熱演は、迫力あるスクリーンで必見。特にベネディクトの演技は、一度見たら脳裏から離れなくなるほどの衝撃です!
http://www.tohotheater.jp/event/frankenstein.html