footer_image

【献立】2014/2/15

Z-Angle Members’ Gathering

ミュージカル俳優・石川禅の後援会主催のファンミーティング。急な坂の中腹にある代々木上原ムジカーザ、昨晩までの大雪が溶けはじめたものの、会場外はちょっとしたゲレンデみたいになっている。寒い玄関口で開演前に本人と握手&特典手渡しのイベントがあるのだが、ぞろぞろ集まった大勢の女性客が戸外で冷えきった手を外套姿のタレ目の天使に直接あたためていただくという趣向で、居並ぶ誰もが口を揃えて「これから歌っていただく方に!」「こんな冷たい想いをさせて!」「それなんて幸福の王子!」「死にたい!」と恐縮しまくる羽目に。一日三公演をこなすための時短術だったらしい。二公演でいいので次から閉演後に戻していただきたい……。
参加二年目の新参者である私は知らなかったが、どうもメンギャザのレポートは不特定多数の読むネットには書かないのがマナーであるらしい。Q&Aコーナーもお歌のプレゼントも素晴らしかった、とだけ言っておく。ミュージカル歌唱とは少し趣の異なるポップス、舞台ではまず実現不可能な役、女役の歌など、いくつもいくつも、マイクを通さない生の声量で間近に聴けて嬉しかった。こうした会員限定イベントがあることやその詳細は、積極的に宣伝していったほうが新規会員獲得につながるんじゃないか、あの募集チラシだけでは絶対わからないのだし……と残念に思うが、いまだに紙の郵便ベースで運営されている組織なので言うても詮無いことか。
http://hba.horipro.co.jp/talent/ishikawazen.html
体型がくっきり見える薄手の襟付きニットカーディガンを通して歌うときの横隔膜と大胸筋のモリモリした動きが丸見えで、水着女子が乳を揺らしながら砂浜を走ってくる光景を眺める巨乳フェチ男子の気持ちはこんな感じか、と追体験した。一にも二にも声が好き、という役者さんだけど、知れば知るほど、ものの考え方や興味の対象など自分の周囲にいる男性とは全然違う不思議な雰囲気があって、人柄にも引き込まれる。及川光博とは別の意味で「男タカラヅカ」とでも表現したくなる世界観を纏っている。自分自身に対する厳しさとか、清く正しく美しい佇まいとか、性別を超越した漠然と少女漫画っぽいところとか、ギャグの沸点がオッサン基準なとことか。そして、公式グッズの写真に「犬と戯れるオーバーオール姿の俺」を選んでしまうところとか……! あまりにアレなので夜のイベントで見せびらかしちゃったよ!

「サロン・ド・久谷女子 第三夜〜(偏)愛・おぼえていますか〜」

ご来場ありがとうございました! 楽しかった。
https://okadaic.net/archives/1051