【献立】2014/3/10

どうしてブログ日記を再開したのかもはや自分でも思い出せないのだが、せっかく続いているので、Twitterと差別化を図ることはあまり意識せずに、けれども、Twitterにはわざわざ書かないようなことを、メモしておこうと思う。たとえば「食」には関心が薄くて「書評」は苦手だから、「摂取したものの記録をとる」ことをしておくと、何かの訓練になるのかなと思った次第。結局、HTML日記の頃からずっとそんなふうなスタイルで、テーマ性を持った長い文章は別の場所にまとめて書いていたっけ。

ヨコヤマのまるごととまとスナック

トマト加工食品愛好家としてメモ。トマトスナック数あれど、今まで食べた中ではこれが一番、好みの味という気がする。

だし割り

冬の終わりにおでん屋さんで教わった「焼酎のおでんだし割り」がすごく美味しかった。何かとても身体にいいものを摂取しているような錯覚に陥って、ものすごいピッチで飲んでしまう。ナイス汁。結構あちこちのおでん屋で出しているものらしい。焼酎もおでんだしも舌に馴染んだ味ながら、家でこのためだけに上等なだしを取ったりなんてできないので、すごく家飲みっぽいけれども外食ならではの贅沢である。店の大将は昔、女性客にこう言われたそうだ。「家で作れるおでんなんか、わざわざ外で食べたくないのよ」。ところで、トマトのおでんというのがこれまた美味。ナイス加工トマト。

『中央公論』

千住明さんがゆるキャラの仲間入りを果たしたようでかわいい。

mucco『ケチケチ贅沢主義』

誰から教わったのだか、「人気ブロガーの初の紙書籍のAmazonレビュー欄が荒れている」というので興味を持って。とても面白く読んだ。満員電車に乗りたくないがために生活を設計した夫婦像に共感したし、何のためにお金をケチるのかという話、インナーとパンツはファストファッションで十分という話、「手取りの50%貯蓄、おしゃれ費20%以内」「服:コスメ=8:2」など主観と経験則を数字に置き換えてルールを決めていく話、言語化うまいなぁと思って読む。志して金融関係の仕事に就いた女性からいつも感じるあの独特のきちんとした感じ。一方で、シャネルのジャケットやエミリオプッチの着回しはもちろん、リビングに天井まである鏡を置く、ベランダで大輪の花を育てる、旅先に何足も靴を持って行く、といったライフスタイルは到底真似できないので、指をくわえて憧れるばかり。紹介されてた平野のブラシ、買ってみようかな……いや、その前に断捨離ですけど。
他人の感想はそれぞれなので、そこに敢えて触れるつもりはないが、激烈に批判しているレビューの中に「プレジデントって何の出版社だか知らないけど」「写真が小さくて中身がない」「ブログは愛読していたが無銘くせに本が高価い」などと書かれているのが面白かった。ブログ書籍化のNeedsとWantsについて、読み手と書き手が互いに互いを選べないことの不幸について。勉強になる。


他にもあれこれ、読むべき本、読むべき時を逸してしまったが読まねばならない本、どうして読もうと思ったのか思い出せない本、などをあれこれ読んだ。『F.S.S. DESIGNS4』いくらなんでもデカすぎる。予約注文したから自宅に届いたけど、書店で見かけたら不買運動を起こすレベル。いや買うけど。新しい人物デザイン画より、町のアシリアセパレートの分解図が一番いいなぁ。こういうのたくさん描いていただきたい。