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ザ・インタビューズ転載日記(仕事へのスタンス)

仕事へのスタンスをお聞かせください

いろいろなアルバイトをしてきました。長く続けたものとしては、ウエイトレス、ギャルソン、店頭営業や実演販売、塾講師や家庭教師、などなど。どうしてそんなに掛け持ちしたかというと、都心にある自宅から田舎にある大学へ長距離通学していたので、ほっとくとキャンパスの往復だけで学生生活が終わってしまうと思ったからです。学業もかなり忙しかったし、荒稼ぎしていたわけではありません。週1回ずつとか月2回ずつといったペースで、時給850円から数千円まで、自宅徒歩3分の店から初めて行く町への派遣まで、いろいろ組み合わせながら、月数万円の収入を得ていました。そのうち一つに書籍編集のアシスタントというのがあって、当時の経験が現在の仕事を選ぶきっかけになりました。

事前にみっちり予習して受験勉強全科目の面倒みる家庭教師と、その場の口先で新規契約を結ばせる営業と、全身動かして客をさばくランチタイム接客、あるいは一日誰とも話さない内勤のデータ入力、電話口で二者間のギャラ交渉を代行する秘書的なお仕事、「何が得意で何が不得意か? どこが楽しくて何がキツイのか?」と考えながらやっていると、つねに新しい発見がありました。つまり、自分はどれも得意で、どれも不得意だ。「これしかない!」という天職のようなものがそう簡単に見つかるはずもなく、「どれもそこそこに適職だなぁ」と思っていました。そして、それぞれの業界の社員たちが働く姿を間近で見ながら「これを仕事にしたいか?」と考えることも多かった。

転職や起業の経験もないし、一家の生計を支えているわけでもないし、「仕事とは!」なんて偉そうに語れるものはありません。また、「スタンスは?」と問われても「ネット上でのやんちゃを黙認していただいているぶん、守秘義務は大事にして、クビにならないよう気をつけたいと思います」と、弊社総務部の顔色をうかがうようなことしか書けません。独身一人暮らしの自分が生きていけるだけのお金は自分で働いて手にしよう。働いている時間を楽しいと思えるものにしよう。最悪、食いっぱぐれても、世の中のだいたいの仕事には何かしら得意なところ面白いところを見つけられそうだから、何とかなるだろう。きっと私は、王侯貴族や物乞いよりは、仕事をしてお金をもらう労働者に向いているのだろうから。そういう姿勢で仕事をしています。

去年の秋までは「仕事へのスタンス? 借金返済さ!」と答えていたと思いますが、学費を完済してからもう1年近く経とうとしているのだな……(参考: https://okadaic.net/archives/5692 )。もし今「じゃあ何のために仕事しているんですか?」と質問されたら、ちょっと答えに窮するかもしれません。わー、訊かないでね。