2016-03-03 / 3月の第1週、木曜、仮病

おそろしく寒い日。Frankの授業、「地図」の課題の最終発表だったのだが、授業開始時間までに仕上げられず、校舎の前を行ったり来たりぐるぐる悩んだ結果、欠席することにした。サボりである。バックレである。3回欠席すると落第なので、学期末までもう二度と使えない手なのだが、さすがに今回は到底不可能だった。
絵本のように仕上げる予定なので、数十個の絵を描いて、数十個の字を書いて、両方をデジタル合成して、試し刷りで色味を見てから、プロッターという調整におそろしく時間のかかる学校の大型プリンタで出力し、全部のチェックを終えてから、一番よい出来のものを手で一つ一つ切って表紙を貼りつけて製本して提出。無理です。結局、家庭用インクジェットプリンタで色味を見るまでしか行けず、この刷りだしを適当に折って「時間内にできた私の精一杯のファイナルですよ」と提出するのは、さすがに筋が悪い。もとの期待値が高いだけに、講師にもクラスメイトにも失望しか与えないだろう。
踵を返して帰宅、即、仮病のメールを書く。「この寒さのせいで、どうしても体調が悪いので、今日は欠席しました。みんなのファイナルが見られなくて死ぬほど残念。自分のファイナルも見てもらえなくて大変遺憾。添付ファイルは絵本のデジタルデータ、これだけでは全容が掴めないと思いますが、来週必ず、製本したブツをお見せします」。このメールが、翌週の授業で大きく命運を分けることになる。先に書いておくと、やっぱり私の判断は正しく、この日はクラス行かなくて大正解だった。こういうところソツがないのが社会人学生なんですよねー、よい子は真似しちゃダメですよ。