初夢日記

 猫が居て、家族は居なくて、ネットにつなげて、灯油ストーブがある。いい実家です。今日は一日一歩も外へ出ず、おねこさまと一緒にごろごろごろごろしてました。昨日も概ねそんなかんじでした。

 ずっと「年が明けてから最初に見る夢」が初夢と教わって育った。今回も元日は眠らなかったので、1日から2日にかけて見た夢がそうかな、と思っている。よくある普通のうすぼんやりした夢だった。あんまりよく憶えてないけど、

 伯父と会社の偉い人とお仕事仲間、計3人が自宅にやって来て、私の掃除方法にイチャモンをつける。あの有名な決め台詞「雑巾の腐った匂いがしやしませんか?」に始まり、「紙のファイルボックスを日向に置いてはいけません!」とか「これじゃ整理したことにならないじゃない、ほら向きが揃っていない……」とか「学校で習わなかったの?正しい箒のかけかた。四角くだよ、四角く」とか「この古本、表紙は綺麗だけど中のページうっすらカビてますよね?」とか、終始叱られながら部屋でおろおろしている私。お互いを知らないはずなのにやけに意気投合している3人に何か茶色い煮込み料理をふるまって、口々に「水が不味いから浄水器を買いなさい!」とか言われるのをなんとか玄関のほうへ追いやって追いやって追いやってやっとお帰りいただく。という夢だった。

 仕事納めの日に取材と忘年会にかまけてデスクの整理をしなかったり、水道管のゆるみが気になって仕方なかったのにそのまま実家へ帰ったり、1月1日から早速おせちに飽きてカレー食べたり、そんな日々の現実を反映させた夢。2日から3日にかけて見る夢が初夢だ、という説もあるそうなので期待しながら今日はもう寝ることにする。