乙女美学校2008年度の上級クラス、7月の講師はあがた森魚さん。
お話の三本柱は「乙女と、旅と、男と女」。
この“乙女座の女々しい男”お2人が語り合う女性論、母性論が本当に好きだ。
彼等が「好き勝手に妄想して崇拝する」と苦笑する女性像には一つの真実があって、
講義中に名前の挙がった緒川たまき嬢同様、私もそれに惹かれてやまない。
とても贅沢なトーク&ライブだった。
それから、講義が始まる前の僅かな間、あがたさんが(上の写真にも写ってる)
教室の古い足踏みオルガンをぴーぷー弾いていた時が至福すぎました。
懐かしくあたたかい音色と、沼田さんが切るシャッターの音だけが流れる。
ああもうこのまま時よ止まれ……!と。
校舎・自由学園明日館の庭では見知らぬ新郎新婦の結婚式がたけなわで、
白いウエディングドレス、降りそそぐ無数の花びらとくぐもった拍手に誘われるまま、
「ああ、見てごらん、窓の外が、まるで別世界みたい……綺麗だな……」
と午後の光に眩しそうに目を細めながら会話を止めた、あがたさんの姿も忘れられない。
話も素晴らしい内容だったので……後で書く。最近こんなのばっかりだ。すみません。
第二回、5月の宇野亞喜良さんの回もまだ書いていないのだな。ひどいな。