Babi+Tatsuya Watanabe『uffufucucuの図形楽譜』展
桜ヶ丘町「Nidi Gallery」にて。渡邉竜也さんがまず先に図形楽譜を描き、そこにBabiちゃんが曲をつけるという趣向の「uffufucucu」的展覧会。ヘッドホン付きのiTunesを片手に順番に音楽を再生させながらドローイングを観賞する展覧会。一周目は「どこに描かれたものがどんな音に置き換わったのかな?」と探しながら。二周目は「この音楽に合わせて、この絵が動くとしたらどんなふうかな?」と想像しながら。
M2「手品師社の企業秘密」とか、M10「鳥の陣痛」とか、よくそんなタイトル思い浮かぶな、と感心する。M6「鳥のメロディー」は最も抽象的で図形楽譜っぽい……というか、どちらかというと舞踏譜っぽい作品で、それをもとにBabiちゃんは鳥、木琴、リズムと編曲を組み合わせて5つのバージョンを作成。ノーマンマクラーレンの「カノン」を思い出す。たった一人で作っているはずなのにシアトリカル、楽団というより劇団のような雰囲気が魅力的。
そして今回の展覧会のもう一つの目玉は予約制ワークショップ「Bouquet de musique」。音楽の花束、つまり会期中にBabiちゃんにオリジナル曲を作ってもらえるというもの! すごい! というわけで、私も作ってもらうことにしました。リクエスト内容はこんな感じ。
わたし「岡田育」のテーマソングを作っていただければと思います。ラジオ番組のジングル、テレビドラマの主題歌、あるいはCMソングのように。もしくは、落語家の出囃子、プロレス選手のリング入場曲、野球選手の応援歌のように。ほんの短いメロディーで構いませんし、歌詞らしい歌詞はなくてよいかもしれません。作っていただけたら、名刺のように持ち歩いて、自己紹介の代わりに皆さんに聴かせます。ありのままの自分が、素顔で、裸足で、まったく音のしない状態で挨拶をするよりも、Babiさんの音楽を身に纏うことで、ちょっといい格好を見せたい、という邪な気持ちもあります。「私のためによそゆきの服を誂えてください」とお願いする気持ちです。
当日、約束の時刻に画廊を訪ねると、Babiちゃんがデモ音源を用意して待っていてくれて、お茶をいただきながら二人であれこれ打ち合わせ、声や音色を追加していきました。完成した作品がこちら。
まさかの名前連呼(笑)! ちょっとこっぱずかしい感じもありますが、ずんずん歩いていける行進曲のような感じで、すごく頼もしいです。アウェイな気分のときに再生して自分を奮い立たせたい。紙の上をペンが走る音、Twitterの効果音、ふわふわ考え事をしてるような音、どれもいいよねぇ。ちなみにボーカルがBabiちゃんで、最初のタイトルコール「おかだいく?」と最後のクレジット「ばび」がその場で録った私の声です。楽しかった!
http://instagram.com/p/k3WoxCmUv3/
http://instagram.com/p/k3W3UOmUgN/
http://nidigallery.com/news/19432
HI.Score Kitchen
鍼の後、時間が空いたのでこちらで調整。昔はすごくオシャレなイメージがあったけど、どこがどうとは言えないものの、普通のカフェっぽくなっていた。人間で言うと「丸くなった」みたいな。
http://partycompany.co.jp/shop/hiscore
CAFE croix
HI.Score Kitchenに意外とノマドがいないもんだなと思っていたのだが、こちらの店はある時間帯まではほとんど全席の客がMBAないしMBPを広げてる有様。電源もWi-Fiも取れて断然はかどった。
http://croix.cc/