【告知】4/29、『たたかえっ!憲法9条ちゃん』イベント出演

「サロン・ド・久谷女子」「ナカムラ春のチン祭り!」に続き、なんと三ヵ月連続の阿佐ヶ谷ロフトA登壇です。嬉しいんだか虚しいんだかよくわかりません。さて今回は、私の「偽弟」であるジャッキーこと尾崎隆臣くんが『たたかえっ!憲法9条ちゃん』という気狂いじみたタイトルの本を出すことになりました……のですが……、なんと内容があまりにもアレだったせいか、出版社の都合で「刊行無期延期」となったそうです。ヘコー!(c)パーマン

本来は「刊行記念イベント」であり、私たち偽姉弟が奇しくも今春、二人揃って商業出版デビューするその門出を祝う会になるはずだったのに、偽弟の本が出ないので、……偽弟の今後の作家人生と御健筆を「祈念」しつつ、偽姉は偽姉で、普通に単行本『ハジの多い人生』を手売りいたします。あと、架神恭介さんと武富健治さんのお話がすごく楽しみです。

「偽姉」「偽弟」とは何か? というのはなかなか説明しづらいのですが、私の周囲の一部人間関係は「擬似家族」で成り立っておりまして、私にとって「伯父」にあたる人物の「甥」、すなわち私から見てほぼ「兄」である人物が、特別かわいがっている「弟分」として知り合ったのが、ジャッキーくんです。全部ひっくるめて「末の弟」ってことでいいと思います。この擬似家族とは別に、私には血を分けた実弟がおり、妹婿にあたる義弟もおり、呼称を分けないと彼らの名誉を損なう場合がございますので、ジャッキーくんのことを「偽弟」と呼んでいる次第です。一緒に文化系トークラジオ「Life」の小沢健二回にゲスト出演したりしましたね。懐かしい。

それぞれのファンの方はもちろんですが、小説家志望、漫画家志望の方などにとっても勉強になるイベント内容だと思います。以下、イベントページからコピペしておきます。つーか、開催10日前を切ってるのに主催からは何の連絡もなく、イベントページが登壇者への通信欄みたいになってるのだが、刊行どころかイベント開催そのものが、大丈夫か!?


『たたかえっ!憲法9条ちゃん』(尾崎隆臣)発売《祈》念
小説や漫画にかいちゃいけないものはない!? メジャー流通できるギリギリのラインを考えよう

【開催概要】
2014年4月29日(祝)阿佐ヶ谷ロフトA
OPEN 12:00 / START 13:00
予約¥900 / 当日¥1,200(共に飲食代別)
ご予約は阿佐ヶ谷ロフトAウェブ予約にて受付!

【出演】
尾崎隆臣(作家。『たたかえっ!憲法9条ちゃん』)
武富健治(漫画家。『鈴木先生』『江露巣主人大全』)
架神恭介(作家。『戦闘破壊学園ダンゲロス』『仁義なきキリスト教史』)
岡田育(編集者・文筆家。『ハジの多い人生』)

<衝撃! 『9条ちゃん』がまさかの無期限発売延期!!>
楽しみにしてくださっている方々、ごめんなさい! 「諸事情」により『9条ちゃん』は、もうしばらく発売することができなくなってしまいました。具体的にどんな事情があったか、というのは、イベント本番でお話しさせていただきたいと思います!
ともかく言えるのは、「このイベントが成功すれば、出版できるはず!」ということですので、よろしければ、応援を……お願いいたします……!!
というわけで……同人誌ですでに1000部以上を売り上げている人気作品『9条ちゃん』を発売できない出版界に一石を投じる、「発売記念イベント」ならぬ「発売祈念イベント」の詳細は以下!!(4月12日改訂)

<入場特典>
・武富健治先生による『9条ちゃん』イラストカード
・『9条ちゃん』手作り小冊子(16ページ。尾崎隆臣のシナリオによるオリジナルまんが14ページを掲載)
・その他、サイン会など企画中です。

<物販>
・『9条ちゃん』同人版(第三版)をはじめとする尾崎隆臣(ノンポリ天皇)作品を格安で販売!9条ちゃんは通常700円前後のところ、300円くらいで販売予定!
・ゲストの方々の書籍も販売。武富健治先生編集(※)の名作同人誌『江露巣主人大全』は、内容が危なすぎて一般書店では購入できないので、この機会に是非!岡田育『ハジの多い人生』は、25日に発売したて。ぜひ本人からご購入ください。架神恭介さんも何か持ってきてくれるかも!
※『江露巣主人大全』を執筆した江露巣主人と武富先生は、あくまで別人ということになっています。

<イベント概要>
「ライトノベル」としては屈指の「あぶない表現」を満載し、なかなか出版できないでいる『たたかえっ!憲法9条ちゃん』。その全国発売を《祈》念して、「メジャー流通できるギリギリのライン」について語り合います!!
出演者は、『9条ちゃん』作者の尾崎隆臣はじめ、「出版できるかできないか」の境界線上で活躍する作家たち。
ドラマや映画にもなった『鈴木先生』の作者であり、『江露巣主人大全』という絶対に商業流通させられない凄まじい同人誌(当日販売あり)も手がける武富健治。エロ・グロ・ナンセンス道を突っ走る21世紀の山田風太郎・架神恭介。そして編集者代表として、「超一流の読者」でもある岡田育。業界や世間では何が問題とされ、それはどのように切り抜けられるのか?それぞれの経験と、表現に関する持論やアイディアを大いに語ります!!
前半で、表現について深く考え、後半では実際に、みんなで「ヤバイけどなんとか出版できそうな物語」を考えてみようと思います!

<議題(仮のものです)>
・武富先生が『江露巣主人大全』(第2版)の中で書いた「(ヤバいものは)メジャーでばらまくには、工夫が必要だ。川端康成しかり、宮崎駿しかりである。」という言葉について。変態的な趣味やリビドーなど、「ヤバいもの」を芸術や娯楽として表現するためにはどうすればよいか?
・『江露巣主人大全』について。なぜこんなものを描いてしまったのか? ○形は好きなのか? これを「メジャーでばらまく」には、どのような工夫が必要なのか?
・架神先生のTwitterなどでたまに目にする、『ダンゲロス』シリーズなどにおける表現自粛との葛藤や、「自分の好きなものだけを書いていると読者がついてこない」という現象について、解決策を探る。
・これまでの作品や活動に関して、表現に関する裏話など。
・メジャーではできないことが自由にできる、同人誌やインターネットの役割や、棲み分けなどについて。
・さまざまな「自粛事項」(各種タブー)について、「なぜいけないのか」「どうすれば描いてもいいのか」「怒られないためにはどうするか」「怒られても気にしないための工夫」「これだけは命があぶないからやめたほうがいい」など、現実的なアイディアを考える。
・ぎりぎりメジャーでいけそうなヤバイ物語をみんなで考える。(これはぜったい楽しいので、後半のメインになるかと思います。)
・『たたかえっ!憲法9条ちゃん』について。これまでの経緯と、進行中の企画、ここだけの話、これからの展開などについて。
などなど……。その他、ご意見等のある方は尾崎隆臣(@ozakit_Jacky)まで!!

20140412191147




ここに尾崎くん本人の告知ページがあります。
http://d.hatena.ne.jp/politen/20140412/1397296794
こちらに後日談が上がってました。
http://d.hatena.ne.jp/politen/20140430/1398851428