ザ・インタビューズ転載日記(壁紙)

模様替えするなら自室はどんな壁紙にしますか?

ブレた写真しかなかった……実物は百倍素敵です

ブレた写真しかなかった……実物は百倍素敵です



面白い質問ですね。たしかに、考えさせられます。実家にいた頃はずっと姉妹同室の子供部屋だったし、今は集合住宅の賃貸物件に住んでいるので、自分で好きに壁紙を変えたことがありません。そして今、自室といったらマンションの玄関のドアを開けた先にあるすべての空間を指すのですが……。もし複数名で暮らす家において「自室だけを」好きに模様替えできるとしたら、それはとても楽しいだろうなぁ。

ぱっと思い浮かんだのは、トスカーナを旅行したときに宿泊したホテルの部屋です。壁紙からベッドカバーから床まで、全体を濃いコバルト、万年筆のインクで言うとロイヤルブルーみたいな同系色で完璧に統一してあって、調度品のアクセントはほとんどが白か金を使っており、照明をぐっと落とすと濃紺がすべて沈んだ中でそれが夜空の星のように控えめにチカチカ光るんです。崖の傾斜にそって建ててある、街からみると地下にあたる客室で、小さな窓からの眺めや日当りはあまりよくない閉鎖的な空間なのですが、その狭苦しさを逆手に取って豪華客船の船室にでもいるかのような雰囲気を演出している。あれはすごく素敵でした。真っ黒の壁紙だとさすがに日中が息苦しいだろうけど、このくらい濃い色の壁紙なら意外とアリなんだな、と思いましたよね。同行者が泊まったほうの部屋は、同じく床の絨毯などは濃いコバルトなんだけど、立ったときの目線から上の壁と天井までが真っ白に切り替わっていて、これも明るくて清潔感があってオシャレだなぁと思いました。

もし無尽蔵にお金があったら、壁と天井の継ぎ目を曲線的に塗り込めて、ああいう濃紺の壁紙で覆い、家具にわざとらしいほど真っ白な大型の家具を置いたりするのは、とても綺麗だろうなと思います。「プラネタリウムに住みたい」という子供の頃からの願望も同時に叶えられる気がします。