footer_image

ザ・インタビューズ転載日記(連続ドラマ)

今まで見た中で一番好きな連続ドラマを教えて下さい



NHKなら、連続テレビ小説『あぐり』です。放送当時は高校3年の春から秋、大学受験を控えて授業のコマ数が減った関係で、朝ドラ観てから登校する曜日ができたのがきっかけです。あまりにもハマッて総集編をカットしてつないで自家製特別版VHSを作ったりしてましたよ。勉強しろ受験生……。着物に真っ赤なスカーフ巻いて「あぐりは僕の大切な妻です。最愛の妻です」発言から舌の根も乾かぬうちに忽然と失踪、何がツンで何がデレだか全然わからないエイスケさん(野村萬斎)に何度でもメロメロにとろけました。先日DVD-BOXを購入して久々に少し観返しましたが、十四年の歳月を経た今も私はエイスケさんみたいなフリーダム甲斐性ナシ駄目男が大好きで、困ります。あとは真知子ちゃん(吉野紗香)と淳之ちゃん(生田斗真)、オトナ尚久(関口知宏)に森さん(森本レオ)、セッちゃん(草笛光子)……到底書ききれませんが、隅々までキャスティングが素晴らしいドラマでした。次点は『天皇の料理番』、堺正章&明石家さんま&鹿賀丈史のアホの子トリオが主人公、全員かわゆい。タイトル聞いただけで床を萌え転がれるほどの名作です。『國語元年』『びいどろで候』も好きだったけど、これは思い出がかなり美化されちゃってるのでせめて一度見返してから挙げたいところです。

【※追記】すみません、私としたことが、とても大事な作品を忘れていました、連続ドラマといえば『さわやか3組』2000年版(鎌倉編)です!! 教育テレビだから別枠でいいよね。あまりにも特別な存在すぎて、他作品と比較するときにうっかり抜け落ちてしまいます……。鈴木卓爾作品はどんな形態でも好きなんですが、とくに鎌倉3組は、本当に、すみずみまで大好き。ジャクソン・V5号・潤一郎の男子三人組は、女児だらけの学校で育った私にとって永遠の憧れの男児たちです。最後に一挙放送された総集編の録画くらいしか手元に残ってないのだけど、YouTubeに上がってるオープニングを観るだけで、画面に飛び出してくる全員が好きすぎて、この世界に私も混ざりたくて……ちょっと泣きそうになりますよ。すっぺりゃっりゃっりゃー!!

民放ドラマでは『ニュースの女』ですね。報道番組の辣腕アンカーを演じる1998年当時の鈴木保奈美、むちゃくちゃ美しくてちょっとこの世のものとは思えません。展開のアラとか無茶めな台詞とか、見苦しいところはすべて主演女優の美貌ではね飛ばして一点突破。しかも相手役が長塚京三と吹越満!! 私のためだけに放送されてんじゃないのコレ!? と我が目を疑う眼福っぷりでした。麻生環(鈴木保奈美)×秋吉直人(吹越満)は私にとって屈指の「姫×忠僕」カップリング。身分違いの高嶺の花にして気心知れた戦友でもある環を相手に、付かず離れずシャドーボクシングのような求愛かます直人の純情が……当の環にだけ、全ッ然伝わらなくてな! そんな無自覚なアホ環がまたかわいくてな! 美人ブロードキャスターが主人公の職業ものは多々ありますが、シリーズ構成の骨組みが頑丈で、かつここまで萌えられる作品は他に類を見ないと思います。民放ドラマで金出してビデオ買いたいと思ったのは初めてなんですが、そういうものに限ってパッケージ化されないんですよねー。じつに残念。

そして海外ドラマ枠では、ダントツで『ER 緊急救命室』です。グリーン先生が亡くなるあたりまではうっかり感想サイトを持つほどまでハマッておりました。語りだすと長くなるので割愛しますが、俺の嫁が多すぎて毎話毎話がパラダイス。狭い病院内で順列組み合わせ的にデキては別れをぽんぽん繰り返す肉食系の連中だからこそ、悲恋カップリングのこと考えはじめると止まらないのですよ……二次創作でなら十分立つはずのフラグが公式だと大人の都合でバッキバキに折られていくのもすごいです。もちろん、毎回必ずオチまでに重層的な伏線回収をする、憎たらしいほど完成度の高い物語構成には終始脱帽。同じような医療ネタなのに人員配置を変えることでまったく別の手法で見せたりとか、たまに要らんことまで言う元の脚本に対して最小限の情報まで削ぎ落とした日本語吹替版の巧みさとか、でもやっぱり愛の言葉は長めに言えよと字幕版に戻ったりとか、作劇の勉強にもなりました。途中で止めているんですが、続きが観たいような観たくないような。

……なんだか萌え転がってばかりですね。物語の紹介にはまったくなっていない、とっちらかった感じで回答してみました。まぁ、テレビドラマって映画のように絵を作るものではないし、映像というより漫画か何かのように楽しむものかもしれません。そして、視聴者に毎週チャンネルを合わせてもらうためには、妄想の余地(オタクにとってはすなわち二次創作意欲)を持たせること、面白さはもちろんのこと、ちょっと「隙」のあるドラマに仕立てるというのが、必須条件なのかもしれませんね。