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文筆家・岡田育、近況と日記。

2016-01-30 / 長靴の色

                                                                             

何もしないで一日が終わってしまった。

アメリカっぽい話題といえば、いつどうやって来るのかなぁと思っていたAmazonのセールサイト「MYHABIT」へのお誘いが来たのでログインしてみた。けど、ちょうどホリデーシーズンにあれこれ買った後なので、とくに欲しいものなし。冬物衣料やスノーブーツは試着必須だからまったく食指が動かないというのもあるが。あと、安すぎて不安になるというか、値引きされすぎてて魅力に感じない、というような。ネットショッピングこの辺が難しいよなぁ。こんなに昔からあったんですね。
http://www.fashionsnap.com/news/2011-05-03/amazon-myhabit-flash/

道はすっかり歩きやすくなったけど、路肩には残雪があるので、晴れた日でも頑丈なスノーブーツやレインブーツを履いている人が多く、それに違和感を感じなくなった。ひとたび雪が降って防水の靴を履き始めたら惰性で一冬、履きっぱなしになるというか……気持ちはわかる。

こちらへ来てから100ドルくらいの叩き売りで買ったエディバウアーのロングブーツが大活躍。防水機能に加え、いわゆる「裏地がヒートテック」的機能があり、薄手の靴下で履いていてもまったく寒さを感じない。どうせ室内は暑いくらい暖房きいてるし、上半身いくら重ね着しても火照るばかりで、むしろ薄着でも足をしっかり防寒したほうがあたたかく底冷え対策にもなる。若い女の子にはSORELのスノーブーツが人気らしいが、私はあの開口部にやたらモコモコしたのがついてる大仰な編み上げの「雪、靴、で、す!」というヴィジュアルが正直あんまり好きではなく、あと、本当に道行く女性たちがオシャレさんも非オシャレさんもみんなSORELやUGGの同じモデルばっか履いてる印象あるので、逆にああいうのは履かんぞと天邪鬼に思ってしまう。「あんなもん居酒屋で座敷席に上がったら確実に隣の客の誰かに履き間違えられて帰られちゃうだろ! そういうの本当嫌!」と思うんだけど、そのシチュエーションこの街ではまず起こりえないだろ。とにかく、何の飾りもついてない高機能な黒いロングブーツ、探してみると意外と見つからなくて、秋口にパッと衝動買いできてよかった。

スノーブーツは靴底がどれだけ低い温度に耐えられるか、といった表示を見て購入する。いくつか段階があって、摂氏-40度クラスと摂氏-20度クラス、まぁマンハッタンなら後者でいいんじゃない? と勧められた。しかしそれはつまり「雪が降ったらそれ専用の靴底でないと死ぬ」と脅されたも同然で、冬の間はいわゆるレインブーツはお蔵入りなのかと思っていたのだ。ところが実際はマンハッタン、HUNTERとかの、特別なスノーブーツラインではない、いわゆるただの「長靴」めいたもので歩いている人も結構多い。滑らないの? 寒くないの? と気温0度前後の日におそるおそるAIGLEの長靴で出かけてみたら、それはそれで結構いけました。まー、本格的な除雪作業をするとか山に分け入るとかならまだしも、雪のない舗装された道を学校往復するだけなのでなぁ。北海道で取材用に買った雪山仕様のゴアテックスの雪靴、今のところこちらでは出番がない。

ところで私のAIGLEのレインブーツ、リバティプリントシリーズの白地に赤と青のペイズリー柄で、景色がどんより灰色の雨の日などに履くと明るい色に気分が上がって好きなのだが、……残雪をバックに履くと、白い背景に見事に埋没するね……。雪の街には、無地の原色でぺったり塗られた長靴がかわいいです。真っ赤とか、真っ黄色とか。東京の街中で陳列されてるのを見ると「幼児の履く長靴のオバケ」って感じがしてたのだが、こちらで超絶オシャレなマダムっぽい年配の女性が、真っ黄色で靴底が白い、マジで幼稚園児めいた長靴をものすごく素敵に履きこなしているのを見かけて認識を改めました。この「黄色い長靴=幼児」とか「持ち手の黄色いハサミ=幼児」って、どこ由来の刷り込みなんだろうか。