「指さない将棋ファン」の脊髄反射メモ

仕事のふりして見に行きたくて行けなかった公開対局。結果は↓

渡辺竜王:将棋ソフト「ボナンザ」と対局 プロの貫禄勝ち
http://www.mainichi-msn.co.jp/entertainment/shougi/news/20070322k0000m040043000c.html

どうやって観客を楽しませるのかと思っていたが、開発者の保木さんが指したんだ。
たしかにそのプレゼンテーションが一番面白い。(というか一番自然、か)

棋士である渡辺さんの目は、盤上をじっと見つめて悩みに悩んでいて、
保木さんの目は盤上ではなくディスプレイ上の盤を見ながら、平静そのもの。
想像するだに、なんというシュールな構図でしょう。
竜王と対峙しても「悩まない」対局者! その表情を、やはり見に行きたかったな。

羽生さんに関してはもう何が起きても驚きませんが永世王将だそうです。
結果だけ書いても何の意味もないのですが、おめでとうございます。
しかし勝利コメントが「チェスにはまってます」って……毎日新聞はよくわからない。

将棋:第56期王将戦 羽生が防衛し永世王将
http://www.mainichi-msn.co.jp/entertainment/shougi/news/20070320k0000e040114000c.html


さて、「指さない将棋ファン」とは……

タイトル戦の記事は棋譜より先におやつをチェックする!
友達相手の縁台将棋より観戦記の妙な文章表現にエキサイトする!
強くなるための将棋本より将棋関係者の評伝ばかり読んでいる!
いつまでたっても戦法の区別がつかない! みたいな輩のことです。

そして「打たない囲碁ファン」とは(ry

追記。渡辺明竜王のブログから。

大和証券杯特別対局ボナンザ戦。その2(当日編)
http://blog.goo.ne.jp/kishi-akira/e/44150b5b5d9e8d6d04a84292a13ce277

相手が人間ならば「この人△3九竜を見落としているんだろうなぁ」と思うところですがボナンザの終盤は信用しているので「△3九竜でこっちが勝つはずなのにくるってことは何かすごい手があるのだろうか・・・」となります。
同じ局面でも相手が人間かコンピューターかで感じ方が違うのです。

「人間対コンピュータ」という視点で各々の指し手について書くなら
対局した本人が書くのが一番いいじゃない! という。これも当たり前に自然なこと。