もらった……4個。わりと大勢に配っている女性たちのものだから、ほとんど義理チョコであって、できればノーカウントにしたい。しかし数えてみると13歳くらいの頃からずっとバレンタインのチョコといえば「もらう数>あげる数」だ。ヘテロセクシャルが同性からチョコレートをもらう……いや、好意自体は嬉しいのだが。受け取ってしまったとき、自分のほうで感じる喜びは、あまり純粋なものではない。かなりドス黒くて、こんなもの抱えて生き続けていくのは息苦しいな、という類の感情。毎年のこの無駄な記録更新を避けたいなら、自分から率先して周囲に配りまくればいいのだが、毎年、そのことを忘れてしまう。