いつでもどこでもメランコリーな私という話、
『メランコリーの妙薬』なんて書題もありましたね。
かつて、いやもう相当昔の話ですが
「私は水曜日に生まれた子供だから」
と、或る男性に言ったもののまったく無反応で、
あれは私なりにせいいっぱいの甘えの言葉のつもり
だったのだがなー、と執拗に憶えている。
マザーグースが乙女ンの必須科目かどうかはともかく、
殿方にだって幾許かの読解力が欲しいものですね。
Wednesday’s child is full of woe.
谷川俊太郎訳では「べそをかく」だけど
「悲哀に満ちる」という表現のほうがしっくりくる。