「美人ばかりが得をする」理由

男女平等の実現だか旧時代的価値観を持つ男性の絶滅だかで
「これからは美人が損をする時代よ!」という話がある。

そう聞いて、思わず小躍りしてしまったら、
小躍りした時点で容姿に関係なく真性のブスです。
私も、あなたも、貴様も、お前も。

そして、だから、そのような定義において、
美人はいつの世もブス以上の損はしないのだよ。

次に生まれてきたら私も、美人に育ちたいですねぇ。
そう、「生まれたい」ではありません。「育ちたい」です。

こういう話はmixiに書くと必ず、さほど仲良くない知人から
「いやいや〜、okadaicさんは十分に容姿端麗ですよ〜」的なコメントが入る。

そ う い う 話 を し て る ん じ ゃ な い 。

穏やかに平かな気持ちで「美人/ブス」論を語れる人って、なかなかいません。
一時代前の“成功した女性”諸姉くらいしか思い浮かびません。

その点、顔の見えないネットで「モテ/非モテ」論が盛り上がるのは興味深い。
「モテ/非モテ」の差は、経験値や行動原理の差だからなのかな。
私は「美人/ブス」もそうだと思うのですけれど。

美人に勝ちたいと思い続けてるのがブスで、ブスを視界にすら入れてないのが美人
という見地でいくと極論、嬉々として「美人/ブス」論を語りだした時点でブス。

猫撫で声で「okadaicさんは不細工じゃないですもん〜」とか言い出す奴は議論の邪魔。
すぐ一刀両断したがるのもブスの特徴で美人の人はきっと「邪魔。」とか言わないね。

なんでしょう、こういう苛立ち。何を話すときも、つねにある気がする。
もう少し一般化したかったけど「美人/ブス」の例が一番わかりやすい。