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2018-06-06 / 東京滞在記ふりかえり

まずは、五月末の東京滞在中にお世話になった皆様方、本当にありがとうございました。なんだかソーシャルな奴だと思われているかもしれませんが、じつは「現在地情報を公開して日本出張する」のは実質初めてで、非常に得るものが大きかったです。「行くよ」と言ったら、あちこちから「おいで」と声を掛けてもらえたのが何より嬉しい。ずいぶん前から飲み会の日程を決めておくことができたり、逆に、「今夜ヒマだから行く!」というような突発イベントが発生したり。そして見本ができるそばからどんどん手渡すこともできて、本当に楽しかったです。
https://twitter.com/okadaic/status/997922113804582912

Twitterでも「東京滞在記」というスレッドを立ててリアルタイム更新していたのだが、途中ほとんど観劇感想スレッドと化してしまい、おそろしい長さになった……いや、素晴らしいものを観たので……。以下、自分が反芻するためだけの箇条書き形式で振り返ると。

・機内映画は『ブラックパンサー』『シェイプオブウォーター』『グレイテストショーマン』『アイ、トーニャ』。
・窓側席の客がトイレ個室に立て籠もって出てこなかったが顔パックしてただけだった。
・懸案だった左奥歯の治療計画がやっと立つ。すなわち二ヶ月で二往復が決定。
・日経WOMANオンライン取材のち飯田さんと春水堂でガールズトーク。夜は下北沢「松」。
・博品館劇場『I DO! I DO!』がとてもよかった。なぜ夫を連れて行かなかったのか。
・日生劇場『シラノ・ド・ベルジュラック』も素晴らしかった。私は物売娘になりたい。
・『りさ子のガチ恋♡俳優沼』をダシにかのこ、ひらりさ、もぐもぐ各氏に推しを愛でてもらう会。
・打ち合わせに行った読売新聞東京本社の最上階にあるレストランは皇居を見下ろす絶景だった。
・DavidHとの愛の結晶こと写真集『Colorless』をハグルマさんで再版。ショールーム見学。
・牛込神楽坂にて観る将ユニット岡村ちゃん再結成の夜。日本の中華料理は最高。もはや和食。
・『天国飯と地獄耳』ノベルティのコースターは箔押しのあさだ屋さん、素晴らしい仕上がり。
・ステッカーも上出来だが、ホテル気付で大量に紙モノが届いてフロントと目を合わせられない。
・たまの帰国では金に糸目をつけず「うなぎか鮨か天ぷら」を食べると決めていて、今回は天ぷら。
・画廊ほとんど回れなかったけど蓮沼執太「〜ing」とジャンジュリアン「同じ海」だけ観た。
・『UOMO』と「ウートピ」の取材、夫のオットー氏(仮名)の人気に嫉妬。けんすう姉ご挨拶。
・名久井直子さんタダジュンさんとお食事会。版を見せていただく。紫陽花。じーん
・高橋徹也&青山陽一ライブ@十条。天才タカテツに新刊を献本したら、共著を読まれていた……。
・日曜まるまる新宿駅前スターバックスで「待ち合わせ密売会」。あの会場は使えるな。
・歌舞伎町で「女装と女子会」、かわいい婚活女子たちに囲まれつつファミチキを貪り食うゲスト。
・東京ミッドタウン日比谷や新しくなったシャンテを見て回り、かなちゃんとサバサンド。
・『修羅天魔』のチケットが全然取れないので『シラノ』おかわり。出たとこで笠井アナと再会。
・石川禅の悪いところ、かわいすぎる、存在が菓子、ピュア、盛装かっこよすぎる、かわいす(ry
・長岡さん卓也さん大熊さん安東さんと「宮沢和史と小沢健二を語る」会。なんだあの熱量は。
・『FIGARO』『ニューズウィークforWOMAN』編集部を表敬訪問。大森寛人くんと焼肉。
・「やめる」連載中なのに、食べすぎた上に、服とか靴とか買いすぎて我ながら説得力皆無。
・トミヤマユキコさんと青山ブックセンター本店でトークショー。雨宮まみさんのおかげ。
・焼き鳥のち中華で打ち上げ。窓の無い店でセバ兄と飲んでると東京だかNYだかわからん。
・すこやかに大寝坊して空港着、本を詰め込みすぎてスーツケースが重量超過、慌てて調整する。
・機内映画『DARKEST HOUR』『ペンタゴンペーパーズ』『ファントムスレッド』、満漢全席。
・二日酔いで乗った飛行機の機内から仮歯が痛いんだが大丈夫なのか。早く6月末になれ。

せっかくのInstagramアカウントが二月三月のモロッコ日記のままで更新停まっていたのが本当にどうしようもなく残念なんですけど、撮りすぎた写真をやっと整理して消化し終えたので、ここからは東京の写真を挙げていきますよ! 本当に、SNS上でだけは世界を股にかけて飛び回っているように見えるよな。実態はというと、時差ボケ由来の体調不良を理由に三日ほどろくに風呂にも入らず寝続けて、四日ほどろくに外出せぬままウーバーイーツばかり食べていたりした。外はニューヨークが最も美しい季節であるというのにね……。まぁでも時差ボケは生理痛か何かだと思ってやり過ごすのがいいみたいだ。泣いても笑っても一週間で片がつくのでジタバタしないで多めに休む、という。

アメリカに住むようになり、普段の読書はもっぱら電子書籍で(ここにも書きました)、それで何も不自由を感じていなかったけれど、東京滞在中に自分の新刊が刷り上がり、こちらは今のところ電子書籍化の予定がなく、帰りの飛行機に乗るギリギリまでいろいろな紙の本を買い込んで、今はそれぞれのページをすりすり触りながら、やっぱり「現物」はいいな、と思っているところ。『Colorless』も刷り直してみてよかった。ウェブをいじるのもよいけれど、またゆっくりと、気ままにジン作ったり、在庫をためこんで手売りしに行ったり、紙で遊ぶ機会を増やしていければいいな。