2010-01-22 / 「年老いてゆくことだけが ただひとつの確かなこと」

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

17日にはいつも「満月の夕」を聴いているものだから
1月のこのくらいになるといつも「新しい風」を聴いてしまう。
Don’t trust anyone over thirty 憎むよりも先に、ワインとマティーニ。
土と太陽が時を重ね育てあげた君という花の心の頂きに僕は雨を降らそう。
ルールなんてもういらない、どんなふうにだって生きてくの。

早く素敵な「おばさん」になりたいものです。

There’s a voice singing in my ear
It ain’t sweet but it’s crystal clear
Breathing fire , screaming pain
But that voice speaks Beauty’s name

I see meaning in meaningless(無意味の中に意味はある)
Evil wears an angel’s dress(悪魔は天使のドレスを着てる)
Shades of red in green – I feel(緑の影に赤はあり)
The hate behind the innocence(無垢に悪意は隠れてる)
There is a voice inside of me (俺は自分の声を聴いた)
The risinng flame of sanity (俺は風の声を聴いた)
A wind that blows my spirit free (彼が魂の中を吹き抜ける)
I’ll fly across the seven seas (俺は7つの海を駆け抜ける)

新しい風が明日の方から吹いてくる 
新しい風が憧れくわえて吹いてくる

夕方に目覚めたんだ 昨日もまた飲み過ぎたんだ
鏡の中に映るのは まるで自分の抜け殻だった
人間でいると疲れるだけさ 生きていると汚れるだけさ
煙草を吸って 酒を飲んで またやらかしたんだ そんな日々

新しい風が明日の方から吹いてくる
新しい風が歌いながら吹いてくる

俺は思わず揺れてしまう 腰から先に揺れてしまう
考えるなんて面倒臭いだけ ただ俺は踊るだけさ
穴のあいた羽ならある ヘナチョコだけどプライドもある
ツキはないけどカンならある 俺には最後のガッツがある

年老いてゆくことだけが ただひとつの確かなこと
けれど墓にこう刻んでくれないか
「死ぬまでジョークを忘れなかった男」
「俺は二度と戻らない」

新しい風が明日の方から吹いてくる 
新しい風がいつもどこかで産まれてる

美しい声を聴いたんだ ゴツゴツとした岩のようで
不器用だけれど怒りを込めた それでいて美しい声
コンクリートの道の上で 理想で出来た地図を燃やす
約束された道のりなんて この世にはありはしない

年老いてゆくことだけが ただひとつの確かなこと
けれど墓にこう刻んでくれないか
「死ぬまでジョークを忘れなかった男」
「俺は二度と戻らない」

There’s a voice singing in my ear
It ain’t sweet but it’s crystal clear
Breathing fire , screaming pain
But that voice speaks Beauty’s name

HEATWAVE 新しい風 (1997)

2023-04-10 追記:「誕生日の前後になるとHEATWAVE『新しい風』を聴く」というのは、おそらくはリリースされた翌年から、もう何十年も続けている習慣で、聴けば当然PVが観たくなるので、いつでもPVが観られるように当時ブログに貼っておいたのです。『我は、おばさん』執筆中もずっと聴いていた。

我は、おばさん

Becoming Obasan
2021 _ JP