footer_image

2006-03-03 / 可憐な悪魔と出会う

 休日。休日。休日! 久しぶりにベッドに四肢を伸ばしてぐっすり眠る。しかも午前中に起きて、寝覚めもいい。朝ごはんに、切り分けられた、黄色くて甘いカステラ。うっひほー。今日の私はちょっと壊れているのです。降りだした奇妙な雨が私に突飛な行動をとらせる。

 内見のために一日あけた。学芸大学で、約束の前に見るからにあやしい不動産屋に飛び込み、ダメ物件をいくつか回る。途中、五本木へ移動したあたりで雨が降ってくる。コンビニの前に捨ててあったビニル傘を拝借して、下馬まで歩く。何度も住もうと画策してやはり失敗に終わるエリア。縁がないみたい。ほぼ申し込みまで決めていた物件が、図面と全然違う間取りだった。柱の出方にひどく圧迫感のある、センスのない間取り。故意なのか何なのか、しれっとしている管理会社が気に食わない。今度こそいい会社だと思ったんだけど。また首を切る。

 歩いている途中に古書店を何軒かまわって、久世光彦とか樋口有介とか串田孫一『可憐な悪魔』とか絶望先生とか買う。学芸大学駅の近辺は、いい古書店がいくつかある。BOOK-OFFや元中古ゲーム店から、キノコクニヤ系列の本とうです、中野ブロードウェイから抜け出たような狂った選書の店まで、キャラの棲み分けが効いている。新刊書店も駅前だけで2店舗あるし、回遊するのが楽しい。

 『さよなら絶望先生』は適当に立ち読みするつもりが、兄上・絶命先生にやられて買ってしまった。眼鏡、敬語、書生、白衣……こんな餌に俺様が釣られクマー!! 絶望先生ハーレム状態も、絶命先生が患者でない目下の子にだけタメ口きくのも、素晴らしいです。