「これからのアナル*とやおい穴の話をしよう」(出演)

「これからのアナル*とやおい穴の話をしよう」と称したトークイベントに登壇しました。

定員50名で始まったチケット発売、ご好評につきどんどん増席して最後は100名に達し、それでも見に来られない人がいるというのでニコニコ生放送で無料配信もおこないました。文字通りの大盛況。ありがとうございます。

当日の様子は「cakes」にて座談会形式の記事にまとまる予定です。詳細わかり次第またお知らせします。

二村ヒトシ×金田淳子×岡田育「これからのやおい穴の話をしよう」

やおい穴。

BL界ではごく当たり前に語られる、この未知なる穴については、これまでにも「アナルと陰嚢の間にあるとされる幻の性交器官である」「いや、誰にでもついてる肛門だろ」など諸説が囁かれてきた。

一方、現実のゲイやマゾヒストや女装者にとってのアナルも、じつは訓練次第で男性の肉体に甘美な悦楽をもたらす器官であり「その内側には秘めたる7つの性感ポイントが隠されている」という神秘的な説も。

やおい穴とアナル。この2つの「穴」は似て非なるものなのか。それとも同じものなのか? を、ホモソーシャルの巣窟・ゲンロンカフェにて真面目に徹底討論。

お尻の穴から現代の日本を覗き見ることで、女と男のあいだの暗くて深い河が、じつはそれほど暗くも深くもないことがわかるかもしれない。わからないかもしれない……。

登壇するのは、

痴女AVや女装娘AVのディレクターであり、ノンケなのになぜか男性アナルの開発に情熱を傾ける二村ヒトシ氏、

『ユリイカ』ボーイズラブ特集への寄稿をはじめ、やおい・BL・同人誌研究家として知られる社会学者の金田淳子氏、

そして、「久谷女子」などの同人サークルに参加し、文筆家・編集者として活躍する岡田育氏。

AV監督が語るリアル男子の「穴」。

やおい・BLサイドから見た「穴」。

2つの「穴」が交差する日本初の歴史的イベント(多分)を、お見逃しなく!
腐女子や一般女子はもちろん、男性客も大歓迎。

【イベント詳細】
会場:五反田「ゲンロンカフェ」
開場(受付開始):19時
開演:20時
定員:100名
入場券代(1ドリンク付き):2500円

500円割引 3種類:
1)cakes購読者割(cakesにて割引パスコードを告知)
2)腐女子割(割引パスコード:fujyoshi、を入力。購入時に「やおい穴は何派?」のアンケートにお答えください。女性に限ります。)
3)学生割(割引パスコード:gakusei、を入力。当日入場時に学生書提示してください)

※当日決済の方で、上記の割引希望の方は、当日入場時に受付にてお申し出ください。
※尚、当イベントは18禁とさせていただきます。

【登壇者プロフィール】

二村ヒトシ(@nimurahitoshi)
アダルトビデオ監督。1964年六本木生まれ、慶應義塾幼稚舎卒で慶應大学文学部中退。痴女AV・女装娘AV・ふたなり実写AVの産みの親として知られ、ソフト・オン・デマンドやエスワンから監督作品を発売する一方で、4つのインディーズAVレーベルを主宰。「ゲイでもマゾでもない男性も、ペニス以外の器官で快感を味わえるようになったほうが人生が豊かになりますよ」論者。また男女の恋愛論にも定評があり、著書に『恋とセックスで幸せになる秘密』『すべてはモテるためである』(イースト・プレス)がある。

金田淳子(@kaneda_junko)
社会学者。やおい・ボーイズラブ・同人誌研究家。1973年富山県生まれ。東京大学法学部を卒業後、文学部に学士入学。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学(社会学)。共著に『文化の社会学』(佐藤健二・吉見信哉編著、有斐閣、2006年)の「第十章 マンガ同人誌 解釈共同体のポリティクス」。ひげ・めがね・老人・武将・ヘタレ・年下攻が大好物。ジェンダー論、社会学の視点から、やおいを研究している。「やおい穴は肛門だよ派。でもファンタジー肛門も楽しむよ」派。

岡田育(@okadaic)
編集者・文筆家。1980年東京都生まれ。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程修了。中央公論新社で雑誌『婦人公論』や文芸書籍の編集に携わり、「アダルトグッズ評論家」の異名を得て2012年に退社。文化系WEB女子集団「久谷女子」メンバー。連載中のエッセイに『ハジの多い人生』『嫁へ行くつもりじゃなかった』。CX系の情報番組『とくダネ!』コメンテーターとして出演中。「やおい穴はアナルが一時的にメタモルフォーゼした、アナルとは別のよりファンタジックな存在だよ」派。
http://analandyaoihole.peatix.com/